胚芽玄米の基礎知識

前項ではお米の種類について述べてきました。お米は食事において圧倒的な主食のポジションにあるわけですが、お米の中では玄米が圧倒的に栄養素や食物繊維を含んでいることがわかったと思います。

 

しかし玄米は食べにくさという点で、抵抗がある人もかなり多いはずで、そうしたことから一般化していません。又、玄米は栄養成分が最も多い品目ですが、現在の国立健康栄養研究所の調査では、玄米ごはんは精米ごはんの約2分の1の消化率しかないということで、胃の負担が多いことも指摘されています。

 

そこで、そんな人達に評判となっているのが胚芽米(胚芽玄米)というわけです。これならクセなども玄米よりかなり少なくて抵抗なく食べることができますし、値段も特に高いわけではありません。

 

それでもビタミンB1やビタミンE、食物繊維などが精白米より数倍も豊富です。胚芽米(胚芽玄米、胚芽精米)とは玄米から表皮ぬか層を取り除いて、最も栄養のある胚芽(芽が出る部分)だけを残して精米したお米です。

 

炊飯は、普通の炊飯器で普通に炊く事が出来ますが、炊き上がりは少し黒めになるのが特徴で、よく噛むことで甘味が口の中に広がって結構美味しいものです。

 

健康のために玄米を食べてみたいと思っている人は、まずこちらから始めてみることをお勧めします。白米より栄養があり、玄米より簡単で食べやすいので、抵抗感無く続けられると思います。